おもしろ超短編小説

私は、６億円を
手にした。

ローン・サラ金とも
おさらばだ

それ以降
規則正しい生活を
心がけている

朝は６時半に起き
ご飯も雑穀米だ
間食もしない

新居は、都会から
少し離れた郊外
だが、広い敷地で
静かな所だ

セキュリティーも
最新の設備で
万全だ



府中刑務所

あと５年か〜

先月の
健康診断で

末期癌を
宣告された

死を前に

天文学者
である私は

長年の
夢である

新星を発見
したい

日夜
望遠鏡で
探した

ついに発見！

北斗七星座に

ひっそり

よりそう
ように

光る星


死鳥星

『なんだか
とっても
眠いんだ』


そこに

横たわる

彼に

明るい

光が．．．

そして


手を差し伸べ

彼を

持ち上げ





『お客さん
終点ですよ。』

名はお鶴と

名乗る娘が

『けして
覗かないで
下さい。』


それでも

どうしても

気になる

おじいさんは

そっと中を

覗きました



すると



驚く事に




おかまでした


『だから
言ったでしょ〜』

レントゲン
写真を見る
医者が
渋い表情で
『もう一度
撮り直し
ですね』
と言う。

看護婦が
『この白い影
９１０
でしょ』
医者は
怒って
『９４０
だよ』

もしかして
癌なのか．．．

心配している
妻に
電話した
「ただの胃炎だよ」

その時

看護婦が
『やっぱり
９１０
じゃない』

すると
医者の言った
９４０は
癌なのか？

看護婦に
私は、癌のかと
聞いたが

『医師に
聞いてください』

『あと
今度
レントゲン
撮る時、

携帯電話
持込まない
でくださいね
その
９１０！！』

私の
マンションからは
隣のマンション
の部屋が見える

いきなり
大きな音が
した

よく見ると

男がなにか
先のとがった
物で刺した

すると
その場で
倒れこんで
しまった

殺人？

しばらく
様子を見る
ことにした

なんという
ことだ！

今度は
違う男が
刃物で刺された

私は、その殺した
犯人に見覚えが
ある。

確か

名前は


なか・・



中村 主水

それにしても
大画面て
いいな

推理小説家の
私は
日常でも推察し
推理してしまう。

レジに並ぶと
笑顔の素敵な
３０代の女性が、
壁紙とキャット
フードを
買っていた

「ああ、猫が
壁紙を破いた
んだな。」

ふと見ると
サランラップ

「いったい
何に使うんだ
ろうか？」

私は
恐ろしい
シーンを
想像した。

ラップで
猫を窒息死！

私は一瞬
凍りついた

女性の手には
猫の引っかいた
傷が．．．

その傷が
また増える

そして





な、わけないか

ヨシオは
１７才

まだ未経験

マニアル本を
買う

そして
その日が
訪れた


レストランで
食事の後


彼女と二人
だけの空間

時が
止まったかのように

ヨシオは
マニアルどうりに

耳元で甘い
言葉をささやく

エクレア
テラミス
シュウクリーム


やはり
マニアル本は
すごい

彼女の
そこが
濡れてきた

やがて
汁が
滴り落ちる
．．．．


これって





よだれか？

再婚で
血の繋がり
の無い姉弟

今日は
仕事で両親
がいない

そんな
夜の出来ごと

お姉さん
この豆みたい
のはなに？

さわったら
ダメよ

あっ
ダメだったら

あれ〜
中から
汁が出てきた

弟は
それを
指ですくって
なめた

おいし〜い

姉は
顔を赤くして
言った


初めてなの




シュウマイ
作るの

お父さん
どうして
家には
サンタが来ないの

それはね
お父さんが
刑事だからだよ

どうして？

住居不法侵入の
罪で捕まる
からだよ